- 教育・研究プロジェクト
【12/6開催】教育・経営テック共創会議 ーTeam Swimmyー 開催レポート
本日12/6、「教育・経営テック共創会議 ーTeam Swimmyー」がオンラインにて生成AIをテーマに開催されました。
本日の会議では、大学業務における生成AIの活用事例と課題について、共有と議論が行われました。
- 新潟大学(斎藤先生): シラバス作成におけるAI活用事例。特定の業者に依存せず、教職員が誰でも更新・利用可能な持続可能なシステム構築の重要性が語られました。
- 東北大学(菅原先生): 全学的なAI導入とDX推進の現状。セキュリティやハルシネーション(嘘の生成)への対策、事務機構でのチャットボット活用などが共有されました。
- 学校法人OCC(原山先生):全学的なAI研修の事例。授業づくりや日常業務の効率化につながる演習中心のカリキュラムを組み、「現場で手を動かせる人」を増やしていく取組が紹介されました。
また本学の特任教授であり、元グーグル・クラウド・ジャパンのAI事業本部 本部長であった橋口先生からは、特に「インフラ投資」の視点について、実務的な観点から重要な指摘がありました。
- インフラ投資とベンダー依存への警鐘
- ベンダーに多額の資金を投じてシステムを作らせることのリスクを指摘されました。
- n8nやDifyといったツールが普及している一方で、プラットフォーム自体が同等の機能を実装してくる流れがあり、高額な独自開発システムはすぐに陳腐化する可能性があるため、注意が必要との見解を示されました。
本日の議論は、単なる他大学の事例共有にとどまらず、大学経営における「コスト最適化」と「システムの持続可能性」という観点から、極めて実践的な知見が得られました。
また、具体的な大学間連携についての提案として、「デジタル大学職員」というアイデアが紹介されました。「一般職員レベルでやってほしい業務」から、大学間共通プラットフォームとして実装していく段階的アプローチが提案・検討されています。
※TeamSwimmyは途中からでも参加可能です。
もしご興味がございましたら、ぜひ以下のURLから要項をご確認のうえ、お申し込みください。
https://www.e-mbatech.ac.jp/news/post-1759/