急速な少子化が進行する中で、大学・短大等の高等教育機関の再編・経営革新は喫緊の課題となっており、文部科学大臣より中央教育審議会への諮問がなされるなど、その有効な解決策が強く求められております。こうした中、OCC教育テック総合研究所では、教育におけるテクノロジー活用や教育効果の科学的検証、学校経営などに関する研究に取り組んでおります。
この春、当研究所では200 名を超える教育関係者と共に、学校再編をテーマにしたフォーラムを開催し、その成果は文部科学省高等教育の在り方に関する特別部会の資料に引用されました。今後更なる少子化が進行し、学校法人は国際化やICT・DX の導入などの新たな課題が山積し、一法人でこの難局を乗り越えることは困難な時代となっています。学校法人の教育・研究・運営を一歩踏み出し、学校法人同士が共同で教育研究・運営を進めることを研究する、Team Swimmy 大学経営研究会を立ち上げることとなりました。スイミーとは、絵本作家レオ=レオニの著書で、今こそ日本の学校法人が世界と戦うために必要な思考であると考えております。
この研究会では、国内外の事例を基に、国際化、教学・運営の共同化の大学連携・再編に関する深い議論を展開し、新たなトライアルを模索し、政策提言も行いたいと考えております。
下記の通り、説明会を開催いたしますので、ご参加を検討ください。
2024年6月1日(土)
16:30
〜17:10
基調講演「国際化・学校間連携による機能強化に向けた新たな学校経営の取組」
文部科学省 高等教育局企画官(併)高等教育政策室長高見 英樹
17:10
〜17:30
研究会説明
大阪キリスト教短期大学附属の研究機関であるOCC 教育テック総合研究所は、これまでの2万人以上の教育者養成実績や幼稚園・保育園運営で培った経験を、テクノロジーと結びつけることで、教育現場に集積する暗黙知を形式知へと押し上げ、個別最適な学びの創出と産業課題である働き方改革の実現を目指しています。さらにテクノロジーを最大限に活用することで、生徒一人ひとりに向き合う新しい教育の形を作り上げていきたいと考えています。